メイキングオブ「ウェブ時代をゆく」

http://www.chikumashobo.co.jp/special/webjidai/making/
昨日、丸善でおこなった講演会&サイン会の抄録ができました。

45歳になったとき、自分の前半生について二つの感想を持ちました。「たいしたことができなかった人生だったな」という残念な気持ちが、一面です。数学もコンピュータ・サイエンスも、経営コンサルタントとしても、シリコンバレー人としてもベンチャー・キャピタルも、どれも中途半端。でもそういう総括の仕方しかないというのはさびしい。その一方で、「自分なりに自分の生き方に筋を通して一生懸命必死にやってきた」という自負のようなものはある。

レベルはまったく違うけど、「たいしたことできなかった」と同じ思いがあります。

、「時間の使い方の優先順位」を変えるにはまず「やめることを先に決める」ことである。それも自分にとってかなり重要な何かを「やめること」が大切だ。お正月の「今年の抱負」が大抵は実現できないのは「やめること」を決めずに、ただでも忙しい日常に「やること」を足そうとするからである。時間は有限なのだ。精神論だけで新しいことはできない。

本にも書いてありましたが、「やめることを決める」、「やることを決める前に」。
代価を支払う必要はある。何かをやらないのはイノベーションにつながると思う。